2025/06/11 18:35

「Le Triangle Barbichette」は、フランス・ロワール地方ベリー産のグラスフェッド山羊乳を塩熟成した、クリーミーで爽やかな酸味が魅力のチーズです。白ワインとのペアリングや多彩なアレンジで、自宅のチーズタイムを格上げします。

【産地と歴史】

  • ベリー地域(Berry)はフランス中部、現在のセントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏の一部で、伝統的に山羊チーズ名産地として知られるエリア。Valençay(ヴァランセ)、Pouligny-Saint-Pierre(プーリニー・サン・ピエール)などAOC認定チーズを生む地域です。

  • 「Le Triangle Barbichette」はこのベリー地方で、放牧飼育された草(グラスフェッド)山羊の乳を用い、手作業と伝統製法を守って作られる三角形チーズ。ロワール地方ならではの自然環境と職人技が風味に反映されています。

【原料と製法】

  • グラスフェッド山羊乳:放牧で育った山羊のミルクは、季節の牧草の香りや栄養が反映され、ミルクリッチな甘みと繊細な旨みを持つ。Le Triangle Barbichetteではこの山羊乳を原料とし、フランス産・グラスフェッド山羊チーズを求める方に最適な品質を追求。

  • 塩熟成(Salt-Aged):チーズ表面に適度な塩を利かせる伝統手法。皮が程よく引き締まりつつ内部の水分バランスが整い、しっとりとしたクリーミーな食感とほのかな酸味・ミネラル感が生まれる。塩味は強すぎず、山羊乳本来の甘みや香りを引き立てるバランスが魅力。

【味わいの特徴】

  • テクスチャー:手作業で成型された三角形フォルム。切ると滑らかでしっとりとした断面が現れ、口に含むととろけるように広がるクリーミーさと適度な弾力を併せ持つ。

  • 風味プロファイル:

    • 初口にはグラスフェッド山羊乳由来のミルクリッチな甘みを感じる。

    • その後に爽やかな酸味が続き、塩熟成由来のミネラル感が奥行きをもたらす。

    • 後味には山羊乳らしい軽やかな余韻が残り、重すぎず繰り返し楽しめるバランス感が魅力。

【食べ方とワインペアリング】

  • フレッシュカット・トゥ・オーダー:
    ご注文後にカットを行うことで、薄切りやひと口カットにしても風味が損なわれず、クリーミーな食感と香りをダイレクトに楽しめる。

  • シンプルサーブ例:

    • クラッカーやバゲットにのせ、そのままワインと合わせる。

    • 季節のフルーツ(梨、リンゴ、イチジクなど)やナッツ(アーモンド、クルミなど)を添えて甘みと塩気の対比を楽しむ。

    • 少量のはちみつやジャムを添えて、リッチな風味のコントラストを味わう。

  • おすすめワイン:

    • ロワール地方のソーヴィニヨン・ブラン:爽やかな酸味とハーブ香がクリーミーさを引き立てる。

    • 軽めのシャルドネ:樽香控えめのものならチーズの繊細な味わいを邪魔せずマッチ。

    • スパークリングワイン(白・ロゼ):微発泡が口内をリフレッシュし、クリーミーな余韻を引き立てる。

  • シーン:自宅ワインタイム、ホームパーティー、おもてなしに最適。

【アレンジ・レシピ提案】

  • サラダトッピング:薄切りチーズをグリーンサラダに散らし、オリーブオイルとレモン果汁のドレッシングでさっぱりと。山羊チーズの酸味が野菜と好相性。

  • タルティーヌ:トーストしたバゲットにチーズをのせ、刻んだハーブ(タイム、ローズマリー等)とオリーブオイルを回しかけて香り豊かに。

  • 軽い温製アレンジ:薄切りをさっと溶かし、蒸し野菜やポーチドエッグに添える。ただし加熱しすぎるとクリーミー感が減るので注意。

  • 食べ比べプレート:他のベリー地方山羊チーズ(Valençay、Pouligny-Saint-Pierre、Selles-sur-Cherなど)と並べ、自宅で食べ比べを楽しむ一品として。