カマンベールの生みの親「マリー アレル」

ブリーチーズをまねて作られたとも言われるカマンベールチーズは、18世紀末にフランス革命で亡命していたブリー地方出身の修道士が、カマンベール村の農婦である「マリー・アレル」にチーズ作りを伝授したことに起源を持つと言われています。このマリー・アレルの功績をたたえて、カマンベール村には彼女の銅像が建てられるなど、彼女は村で重要な人物とされています。第一次世界大戦では兵士たちに配給され、その美味しさから評判を呼びました。

A.O.Pを取得するのは1983年という遅い時期だったことから、世界中で模倣品が生産されるようになりました。しかし、現在は「カマンベール・ド・ノルマンディー」と名乗ることが許されるのは、ノルマンディー産のカマンベールチーズだけです。

カマンベール・ド・ノルマンディーとは

カマンベール・ド・ノルマンディーは、フランスの北西部に位置するノルマンディー地方で作られている白カビチーズです。ノルマンディー地方は夏は涼しく、冬は温暖で雨が多い温暖多湿な気候をしており、牧草の生育には最高の条件です。ノルマンディーで育った栄養たっぷりな牧草を食べて育った牛のミルクは上質でそれから作られているカマンベール・ド・ノルマンディーは高い品質の逸品で御座います。1983年にはA.O.Pも取得しており、厳しい規定に沿って製造されております。

プチ カマンベール マリー アレルは、150gのサイズのため、AOPラベル（原産地呼称保護）はつけられませんが、AOPカマンベール・ド・ノルマンディーと同様の特徴を持っています。（AOP原産地呼称保護ラベル：カマンべール・ド・ノルマンディーはサイズが250ｇである必要がございます）