種類：ブルーチーズ
乳種：牛乳（グラスフェッド）
産地：フランス・オーヴェルニュ地方

ワインを注ぐ静かな音が似合う、やさしい香りのブルーチーズです。
〈トム ド ラカイユ〉は、フランス中部オーヴェルニュ地方でつくられる伝統の一品。青かびタイプでありながら香りは穏やかで、深みのある塩味と、しっとりとした質感がゆっくり広がります。熟成庫のような湿った石壁を思わせる香りがあり、牧草由来のやさしいコクが後を引きます。

グラスフェッド（牧草牛）のミルクは、季節の草花によって香りの個性が生まれ、チーズにやわらかな旨みを与えます。ミルクの密度がしっかりしているため、青かびの辛みが立ちすぎず、上品な丸みのある味わいを楽しめます。ブルーチーズ初心者でも手を伸ばしやすい、落ち着いたバランスが魅力です。

食べ方はシンプルが最も応えてくれます。バゲットに軽くのせるだけで、クリーミーな塩味が心地よく広がり、ワイン前の前菜にもぴったりです。はちみつを少量垂らせば、甘みと塩味がきれいに重なり、ナッツのような香ばしさが引き立ちます。サラダに細かく崩せば、野菜の苦味と合わさり、味の奥行きが増します。熱々のリゾットに溶かし入れると、深いコクが余韻として残り、料理全体を包み込むような味わいに。

お酒との相性も幅広く、甘口のソーテルヌやポートワインとは特に好相性。クラフトビールやベルギービールと合わせれば、麦の香りと青かびの穏やかな刺激が重なり、じんわりと深まるペアリングになります。ドライいちじくやデーツ、くるみと合わせると、食後の静かな時間に似合う大人のプレートが完成します。

他のチーズともすっと調和します。コンテやパルミジャーノの甘みと旨みは、ブルーチーズの塩味と好対照。ブリーのクリーミーさと合わせれば、テクスチャーの違いがひと皿に調和をつくります。

Nature Kiosk は、「素材と向き合う、静かな贅沢」を大切にしています。
日常の食卓でも、週末の晩酌でも、このブルーチーズはゆったりとした時間をつくり出してくれます。

【原材料】生乳、食塩 、（一部に乳成分を含む）
【原産国】フランス　
【内容量】400g
【賞味期限】カット日より14日間