グラスフェッド羊乳が生む、ミルキーでナッツ香るチーズ。

〈トム・ド・ブルビ パピヨン〉は、フランス南西部・アヴェロン地方で作られる羊乳チーズ。 牧草を主体に育ったグラスフェッドシープのミルクだけを使い、 火を加えずにゆっくりと水分を抜く“非加熱圧搾タイプ”で仕上げられます。 この静かな製法が、ミルク本来の甘みとコクをそのまま閉じ込め、 しっとりとした口あたり、そしてナッツを思わせる香ばしさを生み出します。

ミルキーで繊細、けれど印象に残る味わい。

ひと口で感じるのは、穏やかな塩味と柔らかなミルクの甘さ。 熟しすぎず、香りもクセが少ないため、 羊乳チーズが初めての方でも心地よく楽しめます。 パンやグラタン、サンドイッチなど、日常の料理に溶け込むやさしい存在感。 シンプルな食卓を上品に引き上げる、フランスの田舎が育んだ味わいです。

切って、のせて、焼くだけ。—— どんな料理も豊かに変える羊乳チーズ。

● パンと合わせるだけで、食卓が少し特別に。
冷蔵庫から出して15〜20分、常温に戻すと香りがふんわりと開きます。 薄くスライスしてバゲットにのせ、軽くトーストすれば、ミルキーな甘みとナッツの香ばしさが広がり、 ワインやコーヒーにもよく合います。 オリーブオイルやはちみつをひとたらしすれば、 前菜にも、午後の軽食にも、手軽な贅沢を楽しめます。

● 焼いて、絡めて、とろりと広がる味わい。
角切りにして、じゃがいもやブロッコリーと一緒にグラタンへ。 焼くことでコクが増し、香ばしい余韻が残ります。 ピザやホットサンドにも使いやすく、 ほかのチーズ（ラクレット、エメンタール）との組み合わせで味わいに奥行きを。

● 削ってかけるだけでも、豊かな香りをプラス。
冷やしたトム・ド・ブルビを薄く削り、 サラダ、カルパッチョ、温野菜、オムレツ、リゾットの仕上げに。 熱で少し溶けた瞬間、羊乳特有のやさしい甘みが食材を包み込みます。

● 料理の引き算がうまくいく、万能チーズ。
味が主張しすぎないため、ハーブ、スパイス、トマトピューレなどとも相性抜群。 地中海風の煮込みやキッシュ、クロックムッシュなど、 “いつもの一皿”にほんの少し添えるだけで、料理全体が調和します。

組み合わせで広がる、チーズの世界。——香り・食感・塩味のバランスを楽しむ。

異なる個性を並べて、テーブルに奥行きを。 〈トム・ド・ブルビ パピヨン〉の魅力は、その“穏やかさ”にあります。 主張しすぎない味わいは、ほかのチーズと組み合わせることで新しい表情を見せてくれます。 バランスよく組み合わせることで、ひと皿の印象が見違えるほど豊かに。

● コクと香ばしさを重ねるなら「コンテ」や「グリュイエール」。 どちらもナッティで旨味が深く、〈トム・ド・ブルビ〉のミルキーな甘みと調和。 スライスを重ねてグラタンにすれば、味の層が生まれ、食感の対比が楽しめます。

● とろける柔らかさを加えるなら「ラクレット」や「エメンタール」。 加熱でとろけるタイプと一緒に使えば、料理の幅が広がります。 〈トム・ド・ブルビ〉のまろやかさが、ラクレットの力強さを引き立てます。

● 味のアクセントには「ブルーチーズ」や「シェーブル」。 塩味と香りの強いチーズを添えることで、味のコントラストが際立ちます。 バゲットに3種を少しずつのせて食べ比べれば、ワインが一層進む贅沢なひと皿に。

● 盛り合わせの完成度を高めるフードペア。 はちみつ、ドライいちじく、アーモンド、オリーブ、クラッカーを添えるだけで、 見た目にも美しいチーズプレートが完成します。 白ワイン（シャルドネ）、軽めの赤（ピノ・ノワール）、ロゼ、シードルと合わせて、 気分に合わせたペアリングをお楽しみください。

香りが重なり、余韻が続く。—— ワインの時間を、穏やかに豊かに。

● 羊乳チーズが引き立つのは、穏やかな香りのワイン。
トム・ド・ブルビ パピヨンのナッティでまろやかな風味は、 白ワイン（シャルドネ、ヴィオニエ、ソーヴィニヨン・ブラン）との相性が抜群。 ミルクの甘みと果実味が重なり、ゆるやかな余韻が続きます。 軽めの赤ワイン（ピノ・ノワール、ガメイ）なら、 チーズの塩味と酸味のバランスがほどよく調和し、 昼下がりの一皿にも、夜のディナーにも寄り添います。

● シードルやクラフトビールとも好相性。
リンゴの爽やかさがチーズのコクを引き立て、 カマンベールやラクレットとは違う軽やかさを感じられます。 アンバーエールやペールエールなど、香ばしさをもつビールと合わせると、 ナッツ香とのマリアージュが心地よく続きます。

● お酒を飲まない時間にも——紅茶やハーブティーで楽しむチーズ。
ミルキーで塩味の穏やかなトム・ド・ブルビは、 香り高いダージリンやルイボスティーとも好相性。 お茶の渋みとチーズの甘みが、やさしく溶け合います。 ナッツやドライフルーツ、はちみつを添えて、 昼下がりのティータイムにもぴったりです。

● 料理との相性も抜群。
グリル野菜、ポテトのオーブン焼き、 キッシュ、バゲットサンド、トマトベースのパスタなど、 食材の味を包み込むように調和します。 バルサミコ酢やオリーブオイルをひとたらしすれば、 香りの層が一段と豊かに。

自然と暮らす、大人のチーズ。

Nature Kioskは、日々の暮らしの中に“自然の豊かさ”を取り戻すことをテーマにしたブランドです。 派手な味わいではなく、時間とともにゆっくり感じるおいしさ。 それが、私たちが提案する“大人のチーズの愉しみ方”です。

〈トム・ド・ブルビ パピヨン〉は、南フランスの丘で放牧された羊たちのミルクから生まれる、やさしく深い味わいのチーズ。 一日の終わりにワインを片手に、静かに味わう時間こそが贅沢。 自然のままの香りと、手仕事のぬくもりが心をほどき、 忙しい日々に小さな休息をもたらします。

Nature Kioskでは、すべてのチーズをご注文ごとにホールからカットし、 切りたての香りとやわらかな口どけをそのままお届けしています。 チーズは生きている食材だからこそ、 カットした瞬間の香りや表情を感じてほしい——そんな思いを込めて、 一つひとつ丁寧に仕上げています。

自然な素材、穏やかな味、控えめな美しさ。

—— そんなチーズを、Nature Kioskは丁寧にお届けしています。