白カビのやわらかさに、ウォッシュの深みを重ねて。

フランス南東部の工房でつくられる〈ヴァシュルース・ダルジェンタル〉は、 白カビのやさしい香りと、ウォッシュチーズの芳醇なコクを併せ持つ特別なチーズです。

塩水で丁寧に洗いながら仕上げることで、表面にはやわらかな白い外皮が生まれ、 内部にはミルキーでなめらかな舌ざわりが広がります。

ひと口食べると、ほんのりとしたナッツの香ばしさと、 しっとりとしたグラスフェッドミルクの甘みが静かに溶け合い、心地よい余韻を残します。

職人の手仕事によって生まれるこの自然な香りと柔らかい質感が、 〈ヴァシュルース・ダルジェンタル〉をフランスの食卓でも愛される高級チーズへと導いています。

焼く、包む、溶かす——香りが立ちのぼる瞬間を。

冷蔵庫から出して20〜30分、少し常温に戻すと、 表面がやわらかくなり、ミルキーな香りがふんわりと広がります。 そのままバゲットやクラッカーにのせて、シンプルに味わうのもおすすめ。 パンの温かさで外皮がほどけ、なめらかな舌ざわりがより引き立ちます。

● 焼いて香ばしさを楽しむ
グラタンやオムレツ、クロックムッシュ、チーズトーストなど、 熱を加えることでチーズのミルク感が凝縮し、香ばしい表情に。 表面はこんがり、中はとろり——ひと皿に奥行きを生みます。

● 包んでとろける料理に
じゃがいもやきのこを包んでオーブンで焼けば、 チーズの旨みがじんわり染み込み、食材の甘みが際立ちます。 ハムや鶏肉と一緒に焼けば、レストランのような仕上がりに。

● 溶かしてソースに
少量のミルクや白ワインと合わせて軽く温めれば、 まろやかで香り高いソースに変身。 パスタやリゾット、白身魚のグリルにもよく合います。

香りに寄り添う、ワインと食材のマリアージュ。

● 白ワインと合わせて軽やかに

果実味のあるシャルドネ、リースリング、ヴィオニエなど、 ミネラル感を持つ白ワインがチーズのミルキーな甘みを引き立てます。 冷やしたチーズとワインを合わせれば、ランチや前菜にもぴったり。

● 赤ワインと合わせて深みを楽しむ 軽めの赤（ピノ・ノワール、ボージョレ、メルロー）を選ぶと、 ウォッシュ由来の香ばしさとナッツのような風味がワインの果実味と調和します。 少し温めたチーズを合わせると、香りが一層ふくらみます。

● スパークリング・シードルと合わせて華やかに シャンパーニュ、クレマン、またはフランス産シードルとも好相性。 泡の爽やかさがチーズの濃厚さをほどよく洗い流し、後味を軽やかに整えます。

● はちみつ・ナッツ・フルーツで甘塩バランスを アカシアはちみつや栗のはちみつを垂らすと、甘みが際立ち、 くるみやアーモンドを添えると香ばしさが引き締まります。 ドライいちじくや洋梨との組み合わせもおすすめです。

● 温かい料理との組み合わせ グラタンやリゾットの仕上げ、白身魚のソテーにも。 チーズのとろけ方と香りが料理に奥行きを加え、ワインとの一体感を生みます。

Nature Kiosk – 自然と暮らす、大人の時間。

〈ヴァシュルース・ダルジェンタル〉は、職人の手で丁寧に磨き上げられるチーズです。 塩水でやさしく洗いながら仕上げることで、 白カビのやわらかさとウォッシュの香ばしさがほどよく調和します。 派手な香りや強い塩気ではなく、ミルク本来の甘みとコクが穏やかに広がります。

Nature Kiosk は、そんな“自然に寄り添う味わい”を大切にしています。 すべてのチーズは、ご注文ごとにホールからカット。 切りたてならではの香りと質感を保ったまま、 まるで現地のチーズショップのような体験をお届けします。

素材の力と職人の手仕事を尊重すること。 それが、Nature Kiosk の変わらない考え方です。

仕事のあと、グラスを傾けながらチーズをひと切れ。 そんな静かな時間に寄り添うような、やさしい美味しさ。 ワインの香りとともに、心をほどくひとときをお楽しみください。